PRINCESS PRINCESS

PRINCESS PRINCESS PRINCESS PRINCESS歌詞
1.ROCK ME

作詞:奥居香
作曲:奥居香

ただむりやり声をつぶして叫びまくったり
似合わない服を気付かずに着ていたり
バカバカしくて カッコ悪すぎて やけくそになって
捜してたのは たしかこんな曲だった

すりきれた レコードの中で
こんな風に 歌う事夢見た

※あの時よりも ROCK ME
震えさせて ROCK ME
逃げたいぐらい ROCK ME
死ぬまでずっと ROCK ME※

今 少しは優しくなれたし 賢くもなった
かなりガマン強くもなったみたいだし
だけどあの日感じた何かは10年たっても
あの時のまま 今でも変わってない

すりきれた レコードの中で
こんなふうに 歌う事覚えた

(※くり返し×3)


2.ティンカーベル

作詞:中山加奈子
作曲:奥居香

※ティンカーベル 私に住みついたやきもちやきの妖精
ティンカーベル 話しかけないで無邪気なままの私で
笑っていたい 微笑んでいたよ※

ため息ひとつついて思う
どんなに好きでも 24時間知りつくす事はできないよ

電話が話し中なだけで 不安になるのに
耐えられない 他の人のこと見てるなんて

今夜空をわたって彼の夢の中 私以外の人は追い出したい

ティンカーベル どうしてあの人は上手に嘘がつけるの
ティンカーベル あなたが来た日からあの人と喧嘩ばかり
疑ってばかり 素直になれずに

夕べのこと聞き出すために
いつもの笑顔で ちくりちくり
問い詰めてやればよかったのに

本当は優しさだけ信じてたいけれど
私以外の人に優しいから

(※くり返し)

胸騒ぎの向こうを確かめたいけれど
嫌われそうで怖くて聞けないよ

ティンカーベル どうしてあの人は上手に嘘がつけるの
ティンカーベル あなたが来た日からあの人と喧嘩ばかり
疑ってばかり 素直になれずに
大切なことはただ一つなのに


3.台風の歌

作詞:富田京子
作曲:奥居香・中山加奈子

ラジオからは古いロックンロール
迫る台風 告げるニュース
遠まわりしたけど もうこれで忘れてしまえ

かなりむごい恋の終り 未練だらけ涙の日々で
やっと 今気が付いた
地球は迴っている これ以上止まってられない

本気で愛して 振られて分だけの
勲章ぶらさげて 適当に生きてやれ

どしゃ降りの雨も 降り続くわけじゃない
ふりだしに戻るのを 怯えてるガラじゃない

あきれ顔でたばこふかし
「恋はまるで煙みたい」と
Hey 相棒 あんたの言う通りになった
あいつ簡単に消え失せた

嵐が来るけど 酔っぱってくだまいて
嵐が過ぎたら 適当に生きてやれ

本気で愛して 振られて分だけの
勲章ぶらさげて 適当に生きてやれ

どしゃ降りの雨も 降り続くわけじゃない
ふりだしに戻るのを 怯えてるガラじゃない


4.逃げろ

作詞:中山加奈子
作曲:中山加奈子

NO MORE SCANDAL NO NO NO
NO MORE GAME NO NO NO
NO MORE TV NO NO NO
NO MORE DARKNESS NO NO NO I SAY

マシンガンの雨の中
手錠掛けられもがいている自分を見た
HEY 戦おうなんて冗談じゃない
自分を守るには 逃げるだけ

どんな怒りをぶつけたって
私じゃ歯が立たない暗闇のモンスター
逃げるしかない

靴音に怯えて走れ
尻尾を巻いて遠くへ逃げろ 今すぐに
飼い犬なんかにされたくもない
死ぬまで逃げろ 逃げろ

NO MORE TELEPHONE NO NO NO
NO MORE FIGHTIN' NO NO NO
NO MORE TV NO NO NO
NO MORE DARKNESS NO NO NO I SAY

目に見えない力を振りかざし
奴等は私を引き裂いた
HEY YOU 許さない
投げた言葉 巨大な歯車に消えてゆく

誰も奴等に勝てはしない
武器になるのは金と肩書きだけ
逃げるしかない

悔しさに震えて走れ
尻尾を巻いて遠くへ逃げろ 今すぐに
奴等なんかに犯されはしない
死ぬまで逃げろ 逃げろ

飼い犬なんかにされたくもない
死ぬまで逃げろ 逃げろ
奴等なんかに犯されはしない
死ぬまで逃げろ 逃げろ


5.ジュリアン

作詞:中山加奈子
作曲:奥居香

ジュリアン あなたの笑顔は 日ごとにそっと
にじんでゆくのに あいたさはただつのるばかりで

ジュリアン せめて夢の中 姿を見せて
あなたのことだけで 心があふれてしまいそう

何もできないままで時間だけが過ぎてゆく
あの夜に あなたとめぐり逢えたこと
それだけでも嬉しいけれど

あいたくて あいたくて あいたくて今夜も
恋しくて 恋しくて 恋しくて痛いほど
はりさけてゆく心知らずに あなたは今どこで眠るの

ジュリアン あなたのしぐさを鏡でまねして
元気でいますか 話しかけて涙がおちた

ジュリアン もしも夢の中 許されるなら
暖かい胸に包まれて好きといえるのに

こんなせつない恋を私は忘れないでしょう
くだけそうな心をまっすぐに大切に
あなただけにかたむけていた

恋すると苦しくて あきらめようとするけれど
つぼみのまま この想い つむなんてできない
またいつかあいたいね でももう二度とあえないね
さよなら言わなきゃ

さようなら 優しさを 想い出を 涙を
忘れてた ときめきを せつなさを ありがとう
言葉では何ひとつ言えなかったあなたに このうたを贈るわ


6.ROLLIN' ON THE CORNER

作詞:今野登茂子
作曲:奥居香

退屈なだけのくらし いてもたってもいられなくて
背中にでっかい夢を かついで汽車に飛び乗れ

ポケットには 片道のチケットだけ
今日 すべての荷物を投げ捨てて 出かけるんだ

なんだかやたら遠い町 着いてみりゃ田舎そのもの
ちょっとめげたりもしたけど いちから始めよう

ボロボロのカフェにしみこんでいる
この酒くさいリズム体中で響く

※歌おう なんにも考えず声がガラガラになるまで
踊ろう なりふりかまわず意味なんてそれほどないよ
騒ごう 誰にでも声かけて心の底から笑って
燃やそう 夢も現実もたいした町だよニューオーリンズ※

それほど稼ぎもないけど けっこう気楽な毎日
もうすぐ年に一度の あの日がやってくる

町並みが賑やかに色づいてく
この週末だけは なにもかも忘れ

歌おう なんにも考えず声がガラガラになるまで
踊ろう なりふりかまわず意味なんてそれほどないよ
騒ごう 誰にでも声かけて心の底から笑って
燃やそう 恋の悲しみさえ
Rollin' on the corner in New Orleans

まき散らせあるだけのコインを
ひと晩中続くよ底ねけのパーティー

(※くり返し)


7.錆びつきブルース

作詞:中山加奈子
作曲:奥居香

BABY 今日も楽屋のすみで
BABY SGが叫んでる
早いとこあたしを 抱きしめてちょうだい

BABY ちゃんとチューニングしてよ
BABY もっと練習しなくちゃ
生かすも殺すもあんた次第よ

くびれたボディを磨いて
新しい弦に張り替えて
あたしを錆びつかせないで

BABY あなたが思ってるほど
BABY あたし満足してないわ
その指で いつものやつ弾いてちょうだい

BABY 何くよくよしてんのよ
BABY 悩んだって始まらない
あたしを早くステージに連れてって

ハードな曲では激しく
悲しい曲では優しく
あたしが歌ってあげる

BABY あんたに何が起きても
BABY あたしはあんたのもの
まだまだあんたに抱かれていたいの


8.月夜の出来事

作詞:今野登茂子
作曲:今野登茂子

虫の音が優しく聞こえる とても明るい夜に
気づいたのよ あなたはいつもそばにいた

燃えるような季節は過ぎゆき 木枯らしは吹くけれど
昔よりも大きなぬくもりに抱かれ

人はめぐり逢い 愛し合い 苦しむけど
戸惑いも傷も いつしか 土になる

静かに時を越えてゆく 想い出を抱きしめて
空にはあの時と同じ 月が微笑んでいる

このまま二人は 流れて 海になって
水に溶け込んだ 心は ひとつなの

静かに時を越えてゆく 白い帆に風受けて
嵐もいつか子守歌 あなたのそばにいれば

静かに時を越えてゆく 想い出を抱きしめて
空にはあの時と同じ 月が見守っている


9.THE LAST MOMENT

作詞:富田京子
作曲:奥居香

約束したさよならを忘れているふりしていた
はだしでいる草の上いつもの顔で笑ってる

まるで他人事みたい愛し合ったままで
これで最後の風に吹かれてる

駆け上がると眩しくて手をかざし遠くを見てる
あなたの指す方に 私の行けない場所がある

夏が幾つか過ぎて誰のせいでもなくて
巡る季節に気付かないままで

THE LAST MOMENT 見上げれば遠い雲が
子供過ぎたこの二人を笑っている
追いかけてここで育てた夢を
うまくやれるきっとあなたの事だから

離れてからわかることなんだか沢山ありそうで
腕ぐみしている肩に「あなただけが好きだった」

くちずさんでいる唄が止まれば風の音だけ
泣かないように少し笑う

THE LAST MOMENT 知らん顔して空は
色を変えていつも通り暮れてゆくよ
穏やかな時間と河の流れ
やけに大きくて二人はただ黙りこんだ

THE LAST MOMENT いつだってぬけ出して
暗くなるまで二人でいたこの場所で
THE LAST MOMENT 今日で終りの恋が
終りのない河に消えて見えなくなる


10.HIGHWAY STAR

作詞:渡辺敦子
作曲:渡辺敦子・奥居香

星を探してた曇り空の日々 恋をするなんて思ってなかった
ため息重ねた扉の向こうから あなたが現れて全てが変わった

きっと去年の夏 二人が出逢ったあの時から
始まってた 終わらない夢追いかけて 走り出そう

ハイウェイ飛ばして海の香り
流れる光と風を感じさせて
輝く愛を降り注ぐ太陽は
どうか変わらず私だけを 照らし続けて

瞳の奥には無邪気な少年 不器用な仕草 暖かい笑顔
たばこふかしてる照れた横顔が 愛しているよとぽつりと呟いた

きっと去年の夏 二人が出逢ったあの時から
信じていた あなたがそばにいてくれれば 走り出せる

溢れる想いがもう止まらない
初めて素顔で笑う 私がいる
高鳴る胸のときめきは消せないの
時を越えて旅が始まる 二人を乗せて

ハイウェイ飛ばして海の香り
流れる光りと風を感じさせて
高鳴る胸のときめきは消せないの
時を越えて旅は続いてく 二人を乗せて


11.One

作詞:富田京子
作曲:奥居香

重たい鞄をさげてたどり着く部屋で あなたにあえる
こんなに穏やかな恋が ただひとつだけの大切なもの

あなたの背中に腕をまわすように
膝を抱え名前を呼ぶだけの夜には
そっと遠くから抱きしめて

すべての星が消えてもいつまでもあなたを見守ってる

優しい唄が流れる 遠い日に聞いたあのラブソング
涙の止まらなかった夜 歌声にもたれ 眠りについた

悲しい恋の行方に立ち止まり
もう二度と誰も愛せないと思った
あの日 この恋に出逢うまでは

今では微笑みの中で ほこりをかぶった 蒼いスローモーション

恋を失してさむさに泣いていた
一人きりのあの頃の私に伝えたい
「ねえ 泣かないで 大丈夫。
あなたの最後の恋に今ここでやっとめぐり逢えた」と